株式会社スマイルサポート  デイサービス幸芽(ゆめ)

小さな集落のような空間~~ひとりひとりの心に幸せを~~》 

 

ひとりひとりの心に幸せが芽吹き、笑顔あふれる場所づくりを目指す。
これは辺り一面に畑が広がる高台に平成22年7月に開所したデイサービス「幸芽(ゆめ)」が大事にしている理念だ。

 

立ち上げたのは松元健作さんと妻の友美さん。
健作さんが育った肝付町に少しでも恩返しをしようと、当時肝付町に少なかった重度認知症の高齢者なども受け入れる小規模施設を立ち上げた。

 

 

 

肝付町地域包括支援センター(以下包括)の立ち上げも同時期だった。
当時は認知症という言葉も定着しておらず、重度認知症になるまで、誰もケアに入らない状況。そうなってから初めて包括に相談するケースがほとんどで、重度だと受け入れが難しい施設が多く悩んでいたという。
そんな中でも快く迎えてくれたのがデイサービス幸芽だった。

 

「始めは10人の利用者に3人のスタッフで対応していました。
少しでもかゆい所に手が届く介護をと心がけてがむしゃらに走っていましたね」と当時を振り返る友美さん。
壁に刺さっている押しピンを抜いて食べようとする人もいたという。

 

管理者の友美さん

 

いきなり大声で叫びだす人もいて、他の利用者が煙たがるような状況でも少ないスタッフでなんとか対応。
双方のアフターケアも心がけてきた。

 

施設長の早水克美さんは「あの頃は力づくではなく、体当たりでやってきましたね。
そこから学ぶことも多かったです。
始めのうちに苦労があったから今があるのではないでしょうか」と話す。

 

施設長の早水さん

 

■利用者とスタッフの支え合い 

同施設は約17人の高齢者が利用する小規模施設だ。
今では他の事業所でも認知症の受け入れが進んだことで、同施設に集中することもなくなり、比較的穏やかな時間を過ごしている。
それでも「誰でも受け入れる」という理念は変わらない。

 

また、小規模施設ならでは取り組みも功を奏している。
例えば利用者のためのレクリエーションの内容だ。
自宅に帰ってからもできるようなことを少しでも手助けできればと、料理や畑仕事を取り入れている。

 

スタッフとの信頼関係も申し分ない

 

料理は施設内のオープンキッチンで利用者とスタッフが協力して作ってきた。
現在は隣接する関連施設の調理場で作っていて、その数は減っているものの、おやつ作りや野菜の切り分け、調理場から運ばれてくる昼食の盛り付けなどは続けている。

 

「一緒にキッチンに立ちながらのたわいのない会話が大事だと思っています。
食が進まない方でも自分で作ったものは残食が少ないのです。
なかにはマイ包丁をここに置いている方もいらっしゃるのですよ。みんなの笑顔が引き出せる。
だからこそこれだけはなくしたくないですね」

 

昼食の配膳を手伝う利用者

 

畑仕事や料理など、スタッフがやらなければならいなことをレクリエーションに取り入れることで業務の軽減にも繋がっているという。
負担が減ることで利用者と一緒に散歩などに出かけられる。
そのような時間をつくれば、利用者がここに来る楽しみが増えるなどの相乗効果を生み出す。

 

穏やかな時間が流れる施設内

 

施設では歌謡曲などのBGMが流れている。
そこでは入浴する人、野菜を切る人、塗り絵をする人など様々だ。
型にはめないそれぞれの過ごし方を楽しんでいる利用者とスタッフ。
そこでは小さな集落、地域のような空間が出来上がっている。

 

 

株式会社スマイルサポート

デイサービス幸芽(ゆめ)

〒893-1203

鹿児島県肝属郡肝付町後田5568-1

TEL0994-65-5733

FAX0994-65-3575

営業時間 9:00~16:15(年中無休)