地域リ-ダ-養成講座 第5講の開催

2017年1月20日、第5回地域リ-ダ-養成講座が開催されました。

この講座は、今回が最終です。

この講座の目的は、「共創のまち・肝付」を構築するにあたり、それに関与してもらう人材を育成していくことです。
講座では、地域の困りごとの原因やストーリーを明確にし、そのことをアピールしていく能力を習得し、そのプロセスを通して1つのコミュニティを形成していきます。

チェックイン

講座の始まりは、いつも心と体をほぐします。
 ・呼ばれたい名前
 ・2017年、自分のグッドニュ-ス
 ・今の気持ち
を、全員が話すうちに、笑いが出始めて、リラックスしていきます。

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ファシリテ-ション、NVC(非暴力、共感、コミュニケ-ション)、日々の中で使ってますか?

いくつかのグル-プに分かれて、手ごたえ、気づき、課題などについて話して、共有しました。

NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。

 

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以下は、共有した内容です。
 ・ 話したり考え付いたりしたことを紙に書くようになった。
 ・共感的に聞いていたら、自分のためになった。
 ・会議で物事が決まらない時、その場で責任の話になるより、意見を出して共有しあうことの大事さ。
 ・普段は心がけているが、余裕がないとイライラしてしまう。
 ・業務に追われて忘れてしまう。
 ・イラストを大きく、伝えたいものを意訳できるよにした。
 ・相手の望むものを優先できた。
 ・記録するときに、細かいことまで書く。
 ・論点をどこに絞るかわからないこともあった。

共有した内容から、「忙しいとき」、「心がざわついているとき」、「余裕がないとき」に、ファシリテ-ション・NVC・プレゼンの極意・システム思考を扱えるようにするために大切なことは何かを、また、グル-プで話し合いました。
以下が出された意見です。

 ・自分のことを見るもうひとりの自分を作る、ドロ-ンから見るように。
 ・最悪は、開き直ってギリギリまで頑張る。できないときはあきらめる。
 ・一つ一つ確実に終わらせる。
 ・絞り込みをして、優先順位をつける。
 ・無心になる。
 ・1回立ち止まり、リセットする。
 ・考え方を変えて、心を整理する。
 ・限界を超えた新たな仕事が依頼されたとき、自分のキャパを超えていることを意識できたら変われるかも。人に頼めたりと。
 ・人に頼ってもよいと思う。
 ・段取りをよくして、心に余裕を持つ。
 ・いったん冷静になり、時間が解決するのを待つ。

 

プレゼンテ-ションの仕上げ

第4講で出されたプレゼンの宿題3つを、これまで3チ-ムに分かれて作業をしてきました。
今日は仕上げの最終段階です。チーム毎に分かれて、ディスカッションしてまとめ上げます。

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プレゼンテーション

プレゼンは、ほとんどが初めての人です。緊張の極度に達している中で、それぞれ頑張りました。
プレゼンは次の順序で行いました。
① 11月11日に決めた、私たちのチ-ムのテ-マ
② そのテ-マが解決しようとする課題
③ そのテ-マで取り組んだ最初の一歩
④ 今、新たに見えた課題と可能性

 

【吉永チ-ム】

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① テ-マ
バランス手料理で子どもの「がんばる」をサポ-ト

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② 解決しようとする課題
働くお母さんは、帰りが遅かったり、買い物する時間や料理する時間が短かったりします。また、子どもは、習い事、塾、部活があったりとそれはそれで忙しい毎日を送っています。
そんなお母さんとしては、頑張る子どもに短い時間で栄養バランスのとれた食事をさせてあげたいと思っています。

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③ 取組んだ最初の一歩
同じような悩みを抱えたお母さんたちからレシピアイデアを募集することにして、チラシを作って、子育て支援センタ-(高山と内之浦の2か所)にアンケ-トボックスを置きました。その他、知り合い、チームのメンバ-に配布して、46個のレシピをもらうことができました。

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これを広く知ってもらうための情報発信が必要だということで、「Momichan Recipe」というホ-ムペジを作りました。また、高齢者のボランティアグル-プ「ITやぶさめ」の方々からレシピの中から2品を実際に作ってもらい、調理過程を写真付きで掲載しました。

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〔ホ-ムペ-ジ:Momichan Recipe〕

④ 新たに見えた課題と可能性
似たような時短レシピは世の中にたくさんあるので、差別化を図るため、多くの皆さんに参加してもらえる肝付ならではの情報発信が大事だなという課題が見つかりました。例えば、調理の動画掲載、個人ごとに違う時短の感覚を数字で表示、ホ-ムペ-ジだけではなく口コミパワ-を使う、なども今後、必要だなと思います。
可能性としては、時短料理で介護支援もできるようになるのではと思いました。

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【真子チ-ム】

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① テ-マ
みなさんとつくるシンポジウム ~ありがとうで迎える最後のために~

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② 解決しようとする課題
医療と福祉(介護)は、それぞれに高い使命感を持って取り組んでいて、お互いが連携しあうことで、例えば、対象者が入院中から退院後を想定した検討会を行い、その人らしく、その人が住む場所で、長く生活して、幸せにできるはずなのに、現状は、医療者の福祉に対する情報や知識が乏しかったり、介護福祉に従事する人の医療に対する垣根が高かったり、医療と福祉で連携して学ぶ機会が少なかったりして実現していない。
その環境を作るために、シンポジウムに取り組みたい。

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③ 取組んだ最初の一歩
まず、提案者の看護師長としての真子さんの考えと人となりを知ることが必要だということで、チ-ムで集まり、医療って何だろう、介護って何だろう、について話すことから始まりました。そこから話が深まって、実は掲げた課題はいろんな職種の人たちとの関わりがあることに気づきました。
そこで、さらに本質を深めていくためにテ-マを決めないで何か身近なことを話して「へぇ~」とゆるくつながることに努め、楽しく居られる機会を積み重ねることに取り組みました。

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④ 新たに見えた課題と可能性
最初は、医療と福祉が連携しなくてはという使命感や義務感だったことが、医療や介護を受ける当事者のことを知ることも大事なことで、それにはいろんな職種の人が集まって楽しく「へぇ~」と話をする場が必要だということに至りました。
そうすることで、地域の輪ができ、2次元(平面)から3次元(立体)への空間としてつながり、それを積み重ねることで、楽しみでつながる場が増え、対象者が動ける範囲が広がる可能性を作り出していきます。

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今後、「へぇ~の会」を継続的に開いていこうと思います。

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【田中チ-ム】

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① テ-マ
シルバ-人材センタ-の人材不足解消 ~チラシ配布で人材募集~

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② 解決しようとする課題
実現したい理想の状況は、シルバ-人材センタ-の会員を増やして、多様な仕事の依頼に依頼者が待つことなく対応できるようになりたいことです。

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それに対して、現状の課題は次のとおりです。
・ 60歳代の元気で体力のある人材が少ない。
・ 仕事の依頼はあるが、依頼に応じられる人材が不足している。
・ シルバ-人材センタ-がどんな所で、どんな仕事の依頼を受けられるのかを多くの人に知ってもらいたい。
・ 多様な職種ができるようにして、仕事を確保したい。

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③ 取組んだ最初の一歩
・ シルバ-人材センタ-の依頼内容の見える化。
  依頼内容の種類ごとの把握と登録会員の実態調査をして、一覧表を作り現状把握をしました。
・ シルバ-人材センタ-の仕事をしている人の話を聞く。
  依頼者との会話や、会員の普段お気持ちや要望などを聞き取りして、現状把握をしました。
・ 広報物の制作に向けての情報収集。
  なにを、どんな風に、誰に向けてチラシを作れば効果的なのかについて情報収集しました。

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④ 新たに見えた課題と可能性
実態調査からは、仕事の依頼で多くを占めるのが農業関連の作業でした。ところが、登録会員で農作業を希望する人が少なく、依頼したい側と働きたい側との需要供給にギャップがあることがわかりました。また、最初チラシを作るにあたっては、文字ではなくイラスト中心にし、目を引くキャッチコピ-を使い、肝付町全員へのアプロ-チをと考えていましたが、チ-ムで話が進むうちに、本当の高齢者のハッピ-て何だろうかという疑問が出てきました。話し合った結果、単に働くだけでなく、「働けて、お金をもらって、みんなと触れ合えて、人生を楽しめる」ことが、会員が増えることにつながるのではないかとの結論になりました。

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そこから見えた新たなテ-マは、単なるチラシ作りでなく「より多くの高齢者がやりがいを持って、地域に貢献できる環境づくり」でした。

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簡単にいうと、依頼者も働く人もお互いにありがとうが循環する仕組みを作ることです。

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チラシ作りでしたいことは、2つあります。
一つ目は、仕事の依頼者へのありがとう、仕事への感想記入依頼、記入へのありがとうをいれた「ありがとうカ-ド」の作成です。
二つ目は、依頼者や作業従事者のお互いへのありがとうメッセ-ジ、必要としてされたことへのありがとうメッセ-ジを入れて、会員も、興味のない人も、若い人もみんながハッピ-になれるような広告紙の作成です。

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■講座を振り返って

約5か月間にわたり5回の講座を受講した皆さんは、それぞれ何らかの変化が起こり、得られたものもあり、これから大切にしていきたいことも芽生えてきたようです。
これからも、皆さんがいろいろな場面で、ここで学んだことが活かされたらありがたいです。